8月31日月曜日まさに今から乃木坂46真夏の全国ツアー2015の千秋楽公演が神宮球場で行われようとしていた。

そこには千秋楽という理由ではない騒々しさがあった。

理由は明確だった

前日の乃木坂工事中で13枚目シングルの選抜発表が行われていた。

今回のサプライズは乃木坂初のWセンターだと思われていた。

しかし会場にいた者は全員一致で違うことが大事な発表だと気づいていた

今回のツアーを座長として引っ張ってきた生駒が千秋楽を前にまさかのフロントどころか福神落ち

誰もが衝撃を受けこの日に臨んでいた

いよいよライブが始まる

高山、西野の２人通称たかせまるの影ナレが流れる

さらにキャプテンによるナレーションの映像

そしていつものようにovertureが流れた

いつも以上に声が聞こえる

そして終わったと同時に生駒がモニターに大きく映る

そしてメンバーがセンターステージに向かって歩いていく

表情を一切変えないメンバー、控えめに笑顔を見せるメンバーがいるなか明らかに違うオーラを放っているメンバーがいた

そう、生駒だ

そして会場が静寂に包まれたなか一度目を瞑り開き笑みをこぼしてから生駒が叫ぶ

「神宮　神宮　いけますか？　集大成見せつけようぜ最高の夏の思い出一緒に作りましょう」

その言葉はいつもと違う重みがあった

そしてそのまま太陽ノックが流れ全力でパフォーマンスを魅せる

２曲目は走れ！bicycleそしておいでシャンプーと生駒のセンター曲が続く

このブロックはまさに生駒のためのブロックといっても過言ではないほど彼女は輝いていた

彼女は紛れもなく乃木坂を引っ張ってきた

そんな彼女はこのライブで間違えないものを掴むことになる

続く